美容整形ガイド ワキガ・多汗症

ワキガ・多汗症

原因

汗を分泌する腺は、エクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。アポクリン汗腺は、ワキの下など特定の部位に存在し、分解されて特有の臭いを発生させ、ワキガ(腋臭症)の原因になります。
また、臭いは気にならないが、ワキの下や手足の汗が多く気になるといった症状を多汗症といいます。

治療法

一時的な効果の注射による方法と、永久的な手術による方法があります。

ボトックス注射

ボツリヌス菌の毒素を利用し、発汗作用を一時的に抑制することが認められています。

手術による方法

吸引法・・・カニューレで汗腺を吸引します。
超音波法・・・吸引法より血管や神経を保護するという点で優れています。
イナバ法・・・ワキの下を切開し、特殊な器具を用いて皮下にあるアポクリン汗腺を削り取ります。
剪除法・・・ワキの下を切開し、皮膚を反転してアポクリン汗腺を直接確認しながら取り除いていきます。

術後経過

手術の方法によってさまざまですが、数日間はワキの下を圧迫するのが普通です。抜糸は1週間〜10日間前後で可能となります。傷はワキの下ですので、シワの状態に近く、時間経過とともに良くなっていきます。